RUSH(ラッシュ)」と呼ばれる、亜硝酸エステル系指定薬物を含む危険ドラッグの小瓶を、個人で国際郵便で密輸するケースが相次いでいる。1~6月の摘発件数は164件で前年同期の約2・5倍に上り、昨年1年間の161件を上回ったと横浜税関が発表した。半期での記録を取り始めた19年以降最悪のペースという。 海外から届く郵便物の約9割が川崎東郵便局(川崎市)で取り扱われ、横浜税関が検査している。ラッシュについては上半期、全国の摘発の約9割を横浜税関が占めたという。 ラッシュは性的興奮を高める作用があるとされ、ネットなどで流通。厚生労働省は2007年、主成分の亜硝酸イソプロピルなどを医薬品医療機器法(旧薬事法)の「指定薬物」とし、輸入や販売を原則として禁じた。15年には関税法で「輸入してはならない貨物」に追加された。 ドラッグは犯罪であり最悪、初犯でも前科がつく可能性があり後悔しか残らないので手を出さないように。