12日朝方の取引でドルが146.23円まで上昇した。政府・日銀が円買い介入に踏み切った9月22日につけた高値を突破し、1998年8月以来約24年ぶりのドル高/円安水準を更新した。 米10年債利回りは14年ぶり高水準へ再び接近しており、日本の円買い介入後もドルが全面的に買われる状況は変わっていない。前日はイングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁が緊急国債買い入れ措置の期限を延長しない方針を明言しポンドが大きく下落したことも、ドルの押し上げにつながった。 もっとも、市場には再度の円買い介入に対する警戒感がまん延しており、ドルは高値更新直後に145円後半まで急落するなど、神経質な動きとなっている。現在は146.05円付近。 市場では、きょうから米国で行われる20カ国(G20)財務相・中銀総裁会合に関心を寄せる声が増えている。止まらないドル独歩高が及ぼす影響にどう言及するかが注目点だ。鈴木俊一財務相は11日、G20では「金融引き締めの影響が世界経済に及ぼす可能性があることも議論となるのではないか」と発言している。 13日のCPIのコンセンサスを上回った場合、ドル高、円安は更に進みます。 円安、ドル高だが、幸い、円安でインバウンドが急増しており、海外旅行なら 日本が人気化している。 そして円安を武器に海外への輸出は有利なので今の環境下、リソースを活かして ほしい。