自転車の交通違反による事故が相次いでいることから警視庁が今月下旬にも特に悪質で危険な違反に対して積極的な取り締まりに乗り出す方針を固めたことがわかりました。
警視庁によりますと、東京都内の交通事故の発生件数は減少傾向にある一方で、自転車が関係する事故の占める割合は増加傾向にあるということです。
去年起きた交通事故のうち43.6%が自転車が関係していて、さらに、死亡・重傷事故では78%余りで自転車側に交通違反があったということです。警視庁はこれまでにも自転車の違反には罰則を伴わない専用のカードを使って「警告」をし、特に悪質で危険な違反には刑事罰の対象となる交通切符、いわゆる「赤切符」を交付して取り締まりを行ってきました。
去年1年間でも「赤切符」を4000件以上交付したということですが、依然として信号無視など自転車の交通違反による事故が相次いでいるほか、地域住民からも取り締まりへの要望が寄せられていることなどから警視庁は、今月下旬にも積極的な取り締まりに乗り出す方針を固めました。
自転車でも大きな事故が起こりえるので気をつけましょう!