大手都市ガス4社全てが、12月のガス料金を前月に比べ引き上げる見通しであることが20日、分かった。ウクライナ危機や円安に伴い、原料である液化天然ガス(LNG)の価格が上昇しているため。12月の値上げで東邦ガスは原料上昇分を転嫁できる上限に達する。電力各社も、燃料上昇分を上乗せする燃料費調整制度の上限に全社が達しており料金は据え置きとなる。 ガス4社の引き上げ幅は、西部ガスが377円、大阪ガスが337円、東邦ガスが295円、東京ガスが289円。標準的な家庭のガス料金は西部ガスが7606円となる見通しだ。
日本の全体の消費者物価指数がこれから冬にかけて上昇し家計を逼迫するのはほぼ確実になった。