厚生労働省の「毎月勤労統計調査」によると、2021年の平均ボーナスは夏が38万268円、冬が38万787円だったが、今年はどうか。
個人向け金融サービスなどを展開するヒューネル(東京都文京区)は、「冬のボーナス」に関する調査を実施した。その結果、22年冬のボーナスの支給予定額は「10万~30万円未満」(188人)が最多となった。
冬ボーナスの支給予定額は「10万~30万円未満」(188人)が最も多く、「30万~50万円未満」(106人)、「5万~10万円」(66人)と続いた。100万円を超える人もわずかだが見てとれる。
ボーナスの使い道について尋ねると、「使わない・貯金・預金」(276人)が最多となった。2位は「生活費・固定費に充てる」(161人)で、コロナ禍による企業の業績悪化、値上げなどが影響していることがうかがえる。
また、4位には「投資」(55人)がランクインした。
野村総合研究所が3年ごとに行う調査によると、投資する人の割合は年々増えており、15年は16%だったが21年には20%を超えた。
コロナ禍以前と現在でボーナスに変化があったか聞いた。その結果、半数以上が変わらないと答えたものの、「減った」人も3割強いることが分かった。
現在のボーナスの額に満足しているか聞いてみると、「いいえ」が70%となった。満足していると答えた人からは、「もらえるだけありがたい」「現状から判断すれば妥当だと思う」という声があがった。
コロナでの長期的な打撃、そして円安で日本の民間企業は逼迫しているのは明らかであるので賞与が出るだけ御の字だと思える。