イーロンマスク氏が買収したツイッター社が、全従業員の半数の解雇に踏み切りました。日本でも多くの社員が解雇の対象になったとみられています。
ツイッタージャパン社員 Aさん
ツイッタージャパン社員 Bさん
「社用PCも起動出来ず、メールのパスワードも変更されていて…」
先週、突然、解雇を予告されたとつぶやいたのはツイッターの日本法人に勤めているという人たち。
ツイッタージャパン社員 Cさん
「イーロンマスクめ。なんで今なんだ…なんで今なんだよ…」
電気自動車テスラのCEOで世界一の資産家、イーロン・マスク氏。先月、およそ6.4兆円でツイッター社を買収しました。
本社に乗り込む際には、なぜか洗面台を抱え満面の笑み…。すぐに取締役全員を解任しました。その後、踏み切ったのが従業員の半数解雇です。
金曜日に行われた投資家向けの会議では…
「Q.ツイッターの従業員の半数を解雇したのですか?」
うなずいて解雇を認めました。
マスク氏は、赤字解消のためには人員削減は避けられないとツイート。規模は全世界の従業員およそ7500人のうち4000人規模と見られていて、日本法人の従業員も対象となりました。
ツイッタージャパンに勤務する複数の社員によりますと、先週金曜日に突然、自分が解雇対象か、解雇対象ではないかが記された英文のメールが送られてきたといいます。解雇対象者は、その日から会社のパソコンやメールが使えなくなり、出社もできなくなったということです。
一部では広報担当者は全員解雇されたと報じられていて…
「ツイッタージャパンですが、ただいま電話に出ることができません」
広報には連絡できない状態が続いています。
すでに複数の従業員から相談を受けている弁護士は…
アトム法律事務所 岡野武志 弁護士
「解雇というよりは、今後の退職に向けての話し合いがこれから行われていくというステージ」
日本では、アメリカのように即時に解雇するのは法律上難しいと指摘。不当解雇に当たるかどうかは今後の話し合い次第だということです。
ある広告業界の関係者は、日本でも半数の従業員が解雇対象になったとの見方を示していますが、規模は明らかになっていません。
Twitterの解雇が半数なら当然、日本での解雇も半数は考えられる。