楽天は9日、田中将大投手が保有する海外フリーエージェント（FA）の権利を行使せずに残留すると発表した。
21年にメジャーから古巣・楽天に復帰した際に年俸9億円の2年契約を結んでおり、今季が契約最終年だった。今年8月には海外FA権を取得。球団とはシーズン中から残留に向けた話し合いを続けてきたが、この日までに残留することで合意に達した。
球団を通じて「FAの権利を行使せずに来季もイーグルスに残留することを決めました。来シーズンこそはリーグ優勝、日本一というところに辿り着けるように全身全霊を懸けていきたいと思います」とコメントした。
昨季は23試合で4勝9敗、防御率3・01という成績に終わり、復帰2年目の今季は25試合で9勝12敗、防御率3・31だった。目標の一つにしている日米通算200勝まであと10勝。引き続きクリムゾンレッドのユニホームを身にまとい、金字塔を目指す。
日本に帰国してから徐々に調子を上げてきた田中投手、楽天が再び日本１位になった感動を再び見たい。