ムエタイイベント『スックワンキントーン』を主催しているノーナクシン東京から、今月27日(日)、東京・新宿FACEで行われる『スックワンキントーン 2022 FINAL』の第2試合に予定されていた吉成乃亜vs.せりな(和田静里奈)の試合が中止になったと発表があった。
主催者からは、「和田選手側の出場辞退により中止となりました事をご報告致します」と和田サイドからの出場辞退の申し入れがあったと説明した。
この試合は、『BreakingDown6』で勝利を挙げた“空手美女せりな”こと和田静里奈(20)のプロデビュー戦として注目を集めていたが、残念ながら試合中止に至ってしまった。
試合中止の経緯について主催者は、「体重やルールを調整のうえ双方契約に至りましたが、某YouTubeの試合後の当方とのやり取りで不安を感じた為、出場を辞退するとの連絡がありました」と説明。その連絡については、「会長、選手からではなく選手の父親からの電話で契約内容や試合について不満などを伝えられました」と和田の父親や所属ジムのプーパンレック会長との間で、行き違いになっていたことが明かされた。
さらに主催者は「話し合いの中、色々提案し対戦相手がある事ですのでと説明も致しました。出場についてもこちらからオファーしたのではなく是非出場したいとの申し入れがあり進めた事でした」と困惑した様子を報告した。
ネット上では吉成乃亜が所属するエイワスポーツジムの中川夏生会長と、和田と選手契約を結んだ朝倉未来が、それぞれの主張を展開していた。
中川会長は11月15日のTwitterで「乃亜の試合がなくなりそうです!体重も相手の言うとおり、肘なしも相手の言うとおりに全てOK出した!そうしたら、試合自体をやめたい。選手が可愛いそうすぎるだろ。リツイートお願いします」と配信。
この投稿に対して朝倉は本日17日のTwitterで「これ動画で話してもいいけど、だいぶ都合いいこと言われていて可哀想だな。真実は対戦相手が試合直前で何度も体重変更を要求してきてるんだよね」と反論している。
主催者は「まず、この試合を楽しみにしていただいていた皆様にお詫び申し上げます。対戦予定の吉成乃亜選手をはじめ中川会長、関係者の皆様にお詫び申し上げます。最後に、双方のジム関係者の皆様に当方の連絡の不手際がありました事をお詫び申し上げます。今後このような事が無いよう努力してまいります」と謝罪した。
試合がなくなったのは残念だが、双方のすれ違いを含めて円満に解決してほしい。
ボクシングやキックボクシングで厳格な体重による階級があるのは体重差でハンデ、
体重差があるが故の脳や身体への影響を考えると体重の条件が折り合わないのは
仕方がない。