米フォード・モーターは、電気自動車(EV)「マスタング・マッハE」の価格を平均で4500ドル(約58万6000円)引き下げる。
最近大幅な値下げを発表したテスラに対抗する。減速しつつあるEV市場で価格競争が過熱しそうだ。
今回値下げするのはフォードが既に不採算と位置付けるモデルだが、同社は今年67%増産することで一段の利益率悪化に歯止めをかけたいとの期待を示した。
マッハEの最低価格モデルは4万5995ドルと、従来から900ドル値下げ。値下げ幅が最も大きいのは「マッハE GT」のエクステンデッド・レンジモデルで、5900ドル値下げし6万3995ドルからとなる。
テスラは今月、最大20%の値下げを発表しており、今回のフォードの措置はテスラへの対抗が狙い。
さらにこの値下げ措置により、マッハEは新たな連邦税額控除の対象モデルとなる。インフレ抑制法では、EVやプラグインハイブリッド車(PHEV)の新車は最大7500ドルの税額控除対象となる。
市場では、EVの成長ペースが今年減速すると予想されている。
電気自動車市場はテスラのシェアが高いのでフォードなどの大手自動車メーカーが値引きで価格競争が起きれば安く購入できるようになるのでトヨタ自動車含めどんどんEV市場へ参入してほしい。